社会福祉法人 天祐会

ご家族さまへメッセージ

わたしの夫は数年前から認知症を患っていますが、「泣き笑いの暮らし」を楽しんでいます(笑)
最初は受け入れているつもりが、どこかで“これくらいはできるはず"と思っている自分がいて、夫が失敗するとイライラしてつい、きつい口調になっていました。怒ってはダメと知識ではわかっているのですが､自分の家族となるとそうはいきません(泣)
老いや病を受け入れることは、こんなにも辛いことだと実感しています。

多くのご家族様も日々葛藤しながら、ご自身の生活も壊れないようにしていかねばならないと頑張っていらっしゃる姿を見るたびに、プロとして支援の無力さを感じます。

私たちは微力ではありますが、ご家族様からたくさん色々な事を話していただきたいと思っています。それは、日々の些細な会話からヒントを見つけることができるからです。

ご本人もご家族様も職員も三位一体となり、最期の時まで共に良い時間になるように“泣き笑い”で過ごす貴重な時となることを祈っています。